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2)内貿コンテナ貨物取扱量
内貿コンテナ貨物とは、国内発着の海運貨物のうち荷姿がコンテナの貨物をいい、外貿コンテナの内航船社によるフィーダー輸送分は含まない。いわゆる「ユニットロードカーゴ」として、国内発、国内着のコンテナ貨物である。この形態の輸送量を「船舶積卸実績・運輸省」のデータに基づいて推定すると、大阪港では年間約8万個、神戸港では約2千個、重量では80万トン程度となる。これは外貿コンテナ貨物量(大阪港・神戸港合わせて約55百万トン)の1.5%程度である。

図2−4.大阪港・神戸港における内貿コンテナ取扱量の推移

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内貿コンテナの取扱量において大阪港と神戸港の間に大きな差があるが、これは大阪港には北海道及び沖縄向けの内航コンテナ定期船が多く就航しており、内航コンテナの発着が大阪港へ集中しているためである。
本調査研究は、大阪港及び神戸港で揚積されるコンテナの国内流動を対象とするものであるが、コンテナ流動量のほとんど大部分が外貿コンテナで占められているため、以下の分析は主として外貿コンテナに絞って行うものとする。

 

 

 

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